現実は残酷だけど、僕等はそれに抗うことはできない。
でも思い続けて行動することでちょっとの幸せな時間はもらえたりするんだろうし、それはそれで希釈されない密度の濃い幸せな時間として貴いものであり続けるんだと思う。
ふたりの会話から再会できなかった9年間という時間を思い、そしてこの先またそれぞれに歩んでゆく時間を思ってやるせなさも強く感じるけれど、このふたりの物語は決してバッドエンドなんかじゃない。
この素敵な一時間のふたりだけの会話は、それ自体が幸せだっていうことでいいんじゃないかとボクは思います。
