冒頭「静かな部屋で足音は熱い絨毯に吸い取られ、歩く当人でさえも何も聞こえない、まるで耳自体が廊下をずっと歩いていけば、古い時代の建物の広間や回廊をよぎる...」からあまりに吸い込まれた。これはもう一…
>>続きを読む迷宮の如き記憶の旅
亡霊の如き過去の冷気
夢幻的なフラッシュバックや滅裂な観念
妄想や現実が錯乱する奇怪な不協和音
記憶の改変や忘却による心痛の回避
自己正当化や自己欺瞞に陥る人間の普遍的な心の…
カメラのズームが遅いのと、劇伴の仰々しさがしゃらくさいので、慣れるまで時間がかかる
慣れたらドライブする
1時間くらいまではおれは世界ふしぎ発見!を観させられているのかという気持ちになった
ある…
【一回だけ見るべき映画の代表格】
遠い昔、たぶん40年くらい前に、東京駅八重洲口近くにあった八重洲スター座(その後まもなくなくなりました)で鑑賞。地方都市在住の私が東京出張中のこと。
予備知識なし…
「あれ、こないだ会いましたよね?」
みたいなナンパを1時間半延々と見せられた挙句、全員記憶が曖昧すぎて「よくわかんなくなってきちゃった」とか言いやがる超ウザい映画なんだけど
思わせぶりな私的なセリ…
何回観てもサッパリ意味が分からない、アラン・レネ監督の(脚本はロブ=グリエ)迷宮に彷徨った映画。観続けることに一苦労する。
お洒落でリッチな映像美とは裏腹にどこか人間不信感が感じられ、黒澤明の『羅…
このレビューはネタバレを含みます
20~30年前に見て以来、そういえば難解な映画があったなと思って視聴。冒頭、ゴシック調の直線のホテルの廊下に、様々な装飾、陰鬱な暗さと音の無い空間。そこだけ時間の流れが止まっているかのような。廊下…
>>続きを読む©960 STUDIOCANAL - Argos Films – Cineriz