どの場面をとっても均整が取れていて美しい。
時系列と男·女·夫の語りと不確かな記憶とがごちゃまぜに並べられており、シュルレアリスティックな演出と繰り返されるモノローグも相まって全容が掴みづらい。
シ…
男は一年間女を待っていた。
しかし女は男との一年前を覚えていないという。
優柔不断な女とその女を愛す男。
男女の絡みが幻想的に描かれる。
アラン・レネ監督作品。
時間と記憶の曖昧性を
独創的な視点…
ほぅ。これが難解映画の頂点といわれる映画かー、わかるー。全然わからなかったという事しかわからない。この感想もよくわからなくなってきた。
時系列が全くわからない!
まずね、もう何年も飲んでないお酒(ほ…
映像と音が経験的な時空の枠組みから解放されて自由に結びつき、一つの映像や声が提示しているのが過去か現在、あるいは客観的か主観的か分からない。出来合いのシナリオを観客に押し付けるのではなく、素材の断片…
>>続きを読む動くバロック絵画のよう!映画史上 "最も難解" と称される孤高の名画。
うっとり、というか唖然、というのか。台詞の反復、記号的な演技、オルガンの不協和音などにより着地点定まらないまま彷徨う感覚、白…
騙し絵に囲まれた迷宮を永遠と彷徨っている感覚。顔を引き攣らせるほどに難解なのだが絢爛な芸術美と妙なる調べが無上のカタルシスを醸成。夢現の境界線で惑溺しゆく自己を発現。朧げな記憶の彼方でずっと貴方を待…
>>続きを読む豪華なバロック調の庭園ホテルを舞台に、此岸と彼岸、過去と現在、事実と虚構がないまぜに描かれる。モノクロームの映像はまるで夢を見ているかのような感覚を演出しているし、画面構成の幾何学性や、モチーフやテ…
>>続きを読む・ニンフェンブルク城(Schloss Nymphenburg)
映画『去年マリエンバートで』のロケ地であり、映画では庭園がとても印象的に使われていた。都心から路面電車で15分ほど揺られ、そこから住宅…
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