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去年マリエンバートでのGTのレビュー・感想・評価

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)
3.0
多分、誰が見ても何が何だか分からない。ホテルのような空間で、詩的で噛み合ってるんだか噛み合ってないんだかよく分からないような会話を延々と見せられる。「去年ここで会ったはずだが、女の側はそのことを覚えていない」という断片的な事だけは何となく分かる。
調べてみると、どうやら「現在」「過去」「男の記憶」「女の記憶」がばらばらに再構成されているらしい。「考えるな、感じろ」系の作品だと思っていたので、これは意外だった。
頭空っぽにして雰囲気だけを楽しもうとすると、正直寝落ちする(というかその楽しみ方しかできそうにないが)。ホテルの内装やその壮大な外観は美しい。このホテル、どっかで見た事あるなと思ったらキューブリックの「突撃」で無実の軍人を公開処刑してた所だった。
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