Takuma

ディス・イズ・イングランドのTakumaのレビュー・感想・評価

4.4
同じ青春映画でも、こないだ観た「アメリカングラフィティ」とは、タイトルも内容も対照的な、こちらは重くてどこか陰のある青春映画。
内容一切知らずに鑑賞しましたが、前半は、
英国のイカしたファッションや音楽などのカルチャーが彩る、
年上グループとつるんで背伸びする少年の成長譚くらいに思っていました。
でもそれだけじゃなかった。。。
冒頭30分で、主人公とウディを中心とした仲間たちを既に好きになっていたので、
だから右翼グループの一員になった事で起こった仲間の分断や、ショーンの純粋がゆえの、移民排斥活動の加担などは胸を締め付けられました。
当時の情勢や背景
思想や人種について、政治について、格差について等、
考えるきっかけを与えてくれる青春映画でした
それにしても、サッチャー政権下って、
色んなカルチャーの題材になってるなぁ、、、、
Takuma

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