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愛は惜しみなくのdoiのレビュー・感想・評価

愛は惜しみなく(1967年製作の映画)
4.0
雲仙の双子がみていた荷台から転がるおこりんぼの靴。急なデザイナー修業でもすんなり東京に溶け込む園まり見出す園井さん(桂木創)登場、と同時に中台祥浩さんのダニ活動が本格的にスタート。自宅にいても黛ジュンっぽい服装の黛ジュンの歌に耳を傾ける園井さんは作曲家っぽい表情、桂木邸で宮川泰先生の本格指導に思わず口調も移る。豪邸だ外車だ部活やめてチャンピオンだって景気良いビッグマウス杉良太郎は松原のジムまで押しかけてくるダニ中台の前では拳が沈黙して物干し台にゴロン。園まりとの再会に空き地で子どもたちがトタンで跳ねたり泥遊びしたりの背景、森永監督のエモーショナルな演出で息つく暇なしの終盤のすごい勢い。雲仙の病院に駆け込むカメラ。どれだけ他人を不幸にしてもまだまだ血を吸い続ける悪魔のダニ中台、死してなお爪痕を残す。
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