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さよなら子供たちの0のレビュー・感想・評価

さよなら子供たち(1987年製作の映画)
3.5
授業課題)

"無関心は許されない" "学校とは自由の使い方を教える場所だ”という宗教的なセリフが印象的だった。まさにその通りだと思う。
ジュリアンがジョゼフにジャムを持っていって切手を手に入れるシーンが、少年らしい駆け引きスキルですれていそうなのに純粋な子供らしいキャラクターで引き込まれた。
レストランで食事する場面で、ユダヤ人のおじいちゃんをフランス軍の嫌がらせから助けたのがドイツ兵であったことや、宝探しのゲームをして森で彷徨ってしまった時に助けたのもドイツ兵であったことから、ドイツへの憎しみとは違った、当時の若者達の意思とは別で戦争が起きてたことがストーリーから伝わって、心が痛んだ
日本の「戦争」をテーマにしている映画とはなんとなく雰囲気が違って、それぞれが内に秘めた哀しさを持っているようなそれでいて美しい映像だった。ラストからは重く暗い展開だったけど、戦争の歴史について考えさせられる良い作品だった。でもそんな頻繁に観たくない
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