アン

さよなら子供たちのアンのレビュー・感想・評価

さよなら子供たち(1987年製作の映画)
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ホロコーストの授業で鑑賞しました。
フランスで捕まったユダヤ人のほとんどは、東方の絶滅収容所に送られたそうです。
前の週に『夜と霧』を見たこともあり、その生々しい想像と相まって、連行されてゆく彼らに胸が締め付けられました。

当時のフランスにおけるユダヤ人迫害の様子がよくわかりました。
遠くから確実に忍びよる異常と、日常の軋みの積み重ねに鈍感になっていくうち、気付くともう後戻りできなくなっているものなのかもしれません。

ホロコーストは、ユダヤ人の虐殺という歴史の大枠で捉えられるものですが、その前に、一人一人物語のある人間の殺戮であるということを感じました。
うまく言葉にできません。
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