一人旅

鉄の男の一人旅のレビュー・感想・評価

鉄の男(1981年製作の映画)
3.0
第34回カンヌ国際映画祭パルムドール。
アンジェイ・ワイダ監督作。

『大理石の男』の続編。
前作では労働英雄ビルクートの足跡を辿ったが、今作は彼の息子であるストライキ指導者マチェクの闘いを描く。

前作同様エンタメ性はかなり乏しいが、反共運動の中核を成した「連帯」に対するワイダ監督の姿勢が色濃く、あまりにストレートに反映されている。
作品の出来というよりは、ワイダ監督が本作に懸けた熱意と覚悟に対し、カンヌが賞を授けたのではないだろうか。
一人旅

一人旅