たてぃ

ダーク・ブルーのたてぃのレビュー・感想・評価

ダーク・ブルー(2001年製作の映画)
3.4
第二次世界大戦時にイギリス空軍とともにナチスと戦ったチェコスロバキア空軍パイロットたちの話…

当作品では戦後、生き延びた空軍の兵士(主人公)が第二次世界大戦をどのように過ごしたかを語ります…しかし、それを語ってる場所は収容所!しかも話し相手は元ナチス親衛隊SSのドイツ人医師…なぜ収容所にいるかというと…戦後、チェコスロバキアはソ連が支配する共産主義国家になり、そんなソ連が「今度は自由を求めて戦いかねないから」という理由で彼は収容所送りに…怖い…


脱線しました。話戻ります。チェコスロバキアという国は1939年の第二次世界大戦勃発よりも前にナチスに併合されました。そんなわけで空軍パイロットたちは逃げ延びてイギリス空軍に合流してナチスと戦う次第であります。もちろん国のために。

で、こういう展開なら「ナチス許さん、ボッコボコにしたるわ」くらいの勢いで物語も進むかと思いきや…


恋愛&友情の話でした…なんかもったいない(戦闘シーンはあるとはいえ)…


ナチス体制下の国を描いた作品といえば、デンマークの「誰がため」、ノルウェーの「ナチスが最も恐れた男」、オランダの「ブラック・ブック」を思い出しますが、それらの作品の主人公はレジスタンスで今回の作品は空軍パイロット…いずれも恋愛&友情の話も含まれますが、今回はその要素が強かったです。
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