まごー

ウィズのまごーのレビュー・感想・評価

ウィズ(1978年製作の映画)
3.5
筋は『オズの魔法使い』まんま。冗長。

誰もが知ってる展開をそのまんま大げさに歌われると、
ちょっとやっぱ「何を大仰な……」と冷めてしまう。

オズの世界がNYでロケ撮影されるというおかしさ。
遊園地もマンホールも。

案山子役のマイケル・ジャクソンは華があるし、
ダイアナ・ロスの歌も聞きごたえあるし、
曲もすごく良いんですけども。

にしても、監督シドニー・ルメットが一番驚いた。
あなた『評決』とか『狼たちの午後』とか『質屋』とか撮ってる超社会派真面目映画監督じゃないですか。

何がしたかったんでしょうか。
衣装やメイクの不気味さといい、NYロケ由来の社会派ドキュメンタリー的映像の質感と、大人数の無駄にキレッキレのダンスと、ひねりのないストーリー。ソウルフルでエモーショナルな歌声。

それらがみんな嚙み合ってなくてモヤモヤです。
まごー

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