CharlieZG

ウィズのCharlieZGのレビュー・感想・評価

ウィズ(1978年製作の映画)
3.0
「オズの魔法使い」をオール黒人キャストにしたブロードウェイ・ミュージカルの映画化。

1939年版「オズの魔法使い」とプロットは同じだが、斬新な脚色と新たに作られた音楽と舞台設定で別物。

モータウン製作、音楽クインシー・ジョーンズでダイアナ・ロスと若きマイケル・ジャクソンの共演と聞いたら興味をそそられるのだが・・・
ドロシー役にダイアナ・ロスは大人過ぎて違和感がある。
ブロードウェイにも西の魔女役で出演のメイベル・キングの迫力ある声と演技が凄くて圧倒された。

音楽はメチャクチャ良い。
70'sソウル・R&Bが好きなら堪らないはず、「Ease on down the road」や「a Brand new day」もノリ良く気分高揚させるし、極め付けのエメラルドシティでのダンスシーンは最高!15mのピアノを弾くクインシーもカメオ出演。
「Believe in yourself」や「Home」も沁みるのだが、メインディッシュが複数出て来る料理のように終盤がクドくて散漫な印象。

この映画はマイケルとクインシーの初顔合わせ、つまり後のマイケルの大ヒットはここから始まったと言ってもいいかも。

映画として比べてみると1939年版の方が良かった。ファンの間でのカルトムービーとなっているというのも分かる気がする。


監督 シドニー・ルメット

キャスト
ダイアナ・ロス
マイケル・ジャクソン
ニプシー・ラッセル
テッド・ロス
テルマ・カーペンター
レナ・ホーン
メイベル・キング
リチャード・プライヤー
テレサ・メリット
スタンリー・グリーン
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