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愛のアルバムのkazu1961のレビュー・感想・評価

愛のアルバム(1941年製作の映画)
3.8
▪️Title :「愛のアルバム」
Original Title :「Penny Serenade」
▪️Release Date:1947/01
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-067 再鑑賞
▪️My Review
ケーリー・グラントとアイリーン・ダン主演のクラシカルなメロドラマ。監督はジョーシン・スティーヴンスで、初期のコメディからそろそろシリアスものに転換し始めた時期の作品ですね。この作品、別れを決めたジュリーの思い出から始まります。別れを決めたジュリーが想い出のレコードを聴く、あの頃と同じ曲。。。ロマンティックなオープニングから、流れるように幸福な回想へとつながっていきます。。。彼との出会い、結婚、流産、養子縁組と。
そこにあるのは夫婦愛で、親子愛で、友情もあり、温かいものです。涙を誘うシーンもあって、なかなか良い作品でした。ラストシーンにはグッときましたね。
彼らの友人アップルジャック。ビューラ・ボンディの存在感が光ってましたね。
そして、この時代に珍しい日本へロジャーが移住し、ジュリーがやってくる。日本のシーンがあります。その描写は幾分かは微妙ですが、例の如くのあからさまな中国との混同ではないですね。そして悲劇のはじまりが日本の震災というのも。。。
出会い、別れ、喜び、哀しみ。。。全てを一緒に歩んできたレコードは、夫婦にとってまさにメロディを奏でる「愛のアルバム」だった。まさにそんな作品ですね!!

▪️Overview
アイリーン・ダンとケーリー・グラントが「新婚道中記」の名コンビを復活して、ジョージ・スティーヴンス監督の下に製作された1941年度作品。助演者はビューラ・ボンディで、存在感が光っている。監督ジョージ・スティーヴンス。
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