ねこ

エスケープ・フロム・L.A.のねこのレビュー・感想・評価

エスケープ・フロム・L.A.(1996年製作の映画)
5.0
久々に観たので再レビュー。もう数十回は観ている。

カーペンター師匠のニューヨーク1997の続編というかセルフリメイクみたいな作品。
大まかにはニューヨーク1997とほぼ同じ内容ですが個人的にはLAの方が好き。

マグニチュード9.6の地震でロサンゼルスが離れ小島になり犯罪者らを隔離する流刑地となる。
ロサンゼルスに送り込まれた者は永久国外追放となり二度と島から出られない。
送り込まれたくなければ電気椅子での死刑も選択できる。
無実の罪でも大統領が気にいらないやつは全員島流しにする。
そんな国家を作った大統領の娘がいわゆる核を持ち出し父のやり方よくないぜ的な事を国民に投げかけ娘がハイジャックした飛行機と核はロスで信号が確認される。
ロサンゼルス島で一番凶悪なギャングに核が渡ってしまう。

そこでカートラッセル演じるスネークがこれまでの罪を帳消しにする代わりに核を回収しろと大統領に命令される。
そうです。ニューヨーク1997ではニューヨークに大統領救出だったが、今回はロサンゼルスに核回収と言う話です。

核とは機械に番号を入力するだけで好きな国のエネルギーを停止できる装置。
電気も機械もミサイルも何もかもを使えなくできる装置で、666を入力すれば世界中が対象になる。

大統領が自分の娘を容赦なく電気椅子行きにしたり地震が起これば自分だけ机の下に真っ先に隠れるなど、カーペンターのアメリカ国家へのアンチ表現がなかなか効いてる。

VRやホログラムなどの最新技術が実装される事を予測してたり禁煙国家となる未来を描く中で、マッチでタバコを吸ったスネークが人間に戻れたと言う一言が痺れる。

ニューヨーク1997はメタルギアソリッドというゲームの元ネタとして有名ですが、今回は敵がスネークの革ジャンを拾って着る場面がありますが、バイオハザード4でレオンの革ジャン着てるゾンビいたのを思い出した。
カプコンはカーペンター作品好きすぎる傾向にありますね。
ねこ

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