特にこれと言ったほど目新しい場所もなく、魅力的な箇所もなく。
ただ、アクションとしては何台も車をなぎ倒すカーチェイスシーンは迫力があるものだと思う。
しかしながら、2ではイケメン子役(で今はヤク中)をジョン・コナーとして採用していたのに、青年のジョン・コナーは猿で劇中でヤク中としょうでもない変貌ぶり。
まぁ小さな頃ストレスを受けて鎮静剤でラリる程度で、完全にど違法の薬物バンバンでないところはまだ救い。
また、随所に前作パロディが仕込まれているが、果たしてソレは本当に必要だったのだろうか。
大ファンがにんまりしてくれるようにわざわざ盛り込んだのだろうが、それは失敗だと思う。
シリアスはシリアスにしてほしかったところ。
結末に関しては、最近のタイムスリップ系の映画ではありきたりとなってきた「いくら歴史を変えようとしてももう決まっちゃってますので変更は無理」というパターンで終了。
詰まんねぇよと思うかもしれないけど、これだけはよかった。
ターミネーターも主人公を活かすためにわざとこう仕向けるように行動していたという流れになるのは少々感動的。
肝心の悪役はなんかパワーダウン感が否めない。
前作は完全液体ロボットだったが、原始的な武器しかなく熱によりエラーが生じ敗退。
今作は液体+骨格でエネルギー式の射出武器を備えていたが、骨格が磁力に耐えきれなかったこと。
強力な水素爆弾にはどうにもできなかったことなど、改善しているようで悪い方向に向かっている。
その他、スカイネットが稼働し始めるとプログラムが全体に拡散されてもうどうしようもないというのもごもっとも。
もし、自我を持ったらいくらでもコピーを作ってバックアップ万全の体制を取るだろうから、根絶は不可能。
うーん。未来は暗いね❤
さておき、可もなく不可もなくといったアクション映画だったので星3つ。