囚人13号

話の話の囚人13号のレビュー・感想・評価

話の話(1979年製作の映画)
4.5
ノルシュテインベスト。タルコフスキーとソクーロフの結合という最上級の贅沢。
そこに転がっているイメージは誰一人として共感し得ない主観者を欠いた「記憶」であり、垂直的に前後を削ぎ落とされた曖昧な体験の中枢部、最も抽象的なセクションへフォーカスすることで不条理に陥ることなく、何とか普遍性を保っている。今にも音を立てて崩れそうな時間を生きるオオカミに自分はこの先何度も会いに行くだろう
囚人13号

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