ちろる

バルトのちろるのレビュー・感想・評価

バルト(1995年製作の映画)
3.8
アメリカで今も語り継がれる実在したヒーロー犬バルトの感動秘話。
スピルバーグ総指揮のアニメーションです。
セントラルパークに銅像も、あるということで日本で言うと忠犬ハチ公的な存在なのでしょうか。
舞台はアラスカの寒さ厳しいノームという町。
雪の積もるこの町では毎年犬ソリレースが行われていたが、犬社会において狼と犬のハーフであるバルトはどの犬よりも賢くて早く走れるにもかかわらず、皆から除け者にされていた。
そんな中町ではジフテリアが流行し、町の子供達が生死の境を彷徨うことになる。
吹雪の中、頼みの綱のワクチンを届けられるのは犬ぞりだけ。
犬ぞりレースの優勝チームがその使命を受かることになるのだが・・・
子ども向けだと思ってたら最後の最後までハラハラドキドキさせられるアドベンチャームービー。
えぇーー!もう死んじゃうじゃん、絶対絶命じゃん!って声出したくなるシーンがいくつも登場、さすがユニバーサル✖️スピルバーグ総指揮だけある!
ちなみに孤独なバルトに寄り添うガチョウのボリスと、白熊のマックとラックの凸凹なキャラクターがこのスペクタクルなストーリーに癒しを与えてくれてる感じも好きです。
ちなみに実話のバルトは、狼犬ではなくシベリアンハスキーであり、孤独な野良犬ではなくちゃんと飼い犬であったらしい。
孤高のヒーロー感をだしてアニメーションを盛り上げるための多少の脚色はあったようですが、こんな風に人間たちのために厳しい自然に立ち向かった頼もしいヒーローが確かにいたことには変わりない!
うちのチワワじゃ無理だろうが、こういう忠実に人間の言いつけを守る犬の賢さには改めて感心させられます。
アニメーションもかわいらしくて、お子様からおばあちゃん、おじいちゃんまでわ家族で観て楽しめる作品なので、ぜひぜひたくさんの人に観て欲しい良作でした。
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