RIO

漂流教室のRIOのレビュー・感想・評価

漂流教室(1987年製作の映画)
3.8
未来に行ってしまった子供たち
取り残された大人たち
学校が根こそぎ丸ごとないのは大迫力

ある日突然 竜巻が起こり教室ごと砂漠のど真ん中に落ちてしまう
大林宣彦監督のこういう撮影は上手いですねめちゃめちゃパニック
毎日砂まみれであゆみさんがどんどんハムナプトラになる それが凄く気になる

「蠅の王」と同じく子供社会での権力争いや探検もありますがそれに加えてタイムリープ
水も食料もなく帰る手立てもない
楳図かずおの原作では西歴2034年に漂流していた

カブトガニのような生物のぎこちない動きがグロい
子供たちを容赦無しに襲うんですが緑先生のピアノの周波数にはタジタジ
翔が怖くなるとすぐにおかあぁさんと叫ぶのが面白いです

まだお年頃には早すぎたゆうちゃんは三輪車でタイムトンネルで元の次元に帰っていく

最終的にはこの現代ではもうどうにもならないこの世の終わり
全てが砂にまで絶えてしまった…宇宙の塵から始める
宇宙創生にまで想像できるようだった
全ての人類が滅亡してしまうことを避けるかのように宿命を背負って時間の空間を突き抜けていった子供たちが明るい
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