オーウェン

レディバード・レディバードのオーウェンのレビュー・感想・評価

3.7
カラオケで知り合ったマギーとホルヘ。
ホルヘはマギーの話を聞くうちに、子供4人を福祉局に取り上げられたことを知る。

ケン・ローチはいつものように低所得者層に光を当てる作品。
マギーは暴力的な夫によって福祉局に目を付けられ、火事によって子供が火傷を負ってしまう。

それによってホルヘと愛し合い子供を作っても、すぐ福祉局に目を付けられてしまう。
福祉という存在と愛する我が子が結びつかない矛盾。
こういう社会のシステムを物語でケン・ローチはビシビシ伝えてくる。

ラストにあとがきが付くがこれは実話。
取り上げられた子供たちと面会が出来ないという事実は重い。
オーウェン

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