すずす

夢想の楽園のすずすのネタバレレビュー・内容・結末

夢想の楽園(1926年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

『パラサイト』を凌ぐ、迫力あるディザスター場面に、ハラハラドキドキのストーリー。アメリカの夢を描く、サイレント末期の娯楽大作。末期だけに、展開は少し複雑で、面白い。

以下は物語。

西部の砂漠に移民してきたジェファーソン・ワースは襲撃された馬車で赤ん坊を見つける。時が過ぎ、ワースの養子として成長した娘バーバラは、インディアンの予言者、そして好青年エーブ・リー(ゲイリー・クーパー)と砂漠の緑化を夢みてきた。
ジェファーソンは東部の投資家ジェームスとホームズ(ロナルド・コールマン)に協力を仰ぐ。コロラド川から水を運ぶ工事は進む中、ホームズはバーバラに惹かれる。インディアンの預言者による不吉な予言を懸念する皆んなは、治水の補強を願うがら利益優先のジェームスは納得せしない。
ワースたちは人足たちと町を出て、新たにバルバというが町を作るが、ジェームスの資金が止まり、給与が払えなくなる。
ワースは新たな出資者の元へ向かうが、そこには先にホームズが来ていた。ホームズは父を裏切ってまで、バーバラとバルバの町を味方していた。しかし、バルバの町で金の払いを待つ人足が反乱が勃発。急行するホームズとリーは泥棒に狙われ負傷する。
銃の腕もたつホームズが辛うじて町に到着するも、川が氾濫して町は濁流が襲う。逃げる一同は高台にあるバルバを目指すも、車椅子の男、馬車が破損する者など、一部が濁流に呑まれていく。
逃げおおせたジェファーソンは娘バーバラの仲介でジェームスと和解。ホームズは 新たな工事に向かう。
数年後、緑地化した砂漠へ果樹園となり、ホームズとバーバラには子供がいるのだった------
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