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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>のHKのレビュー・感想・評価

3.0
『ローズ家の戦争』(89)で80年代の終わり(夫婦喧嘩の終わり)を眺めるのはダニー・デヴィートだけではなかった。この映画の主役、マリアンネ・ゼーゲブレヒトがなぜその役に選ばれたのかは分からないけれど、あるいは本作がウエスタンの変奏だからかも知れない。そのことはジャック・パランスが出ていることで裏付けられるが、シェーン!カムバック!そしてジャスミンは帰って来るところが80年代で、当時、スタイル・カウンシルとかを嗜むOLが大挙として映画館に詰め掛けたのだ。懐かしいなあ。その頃の批評に、ドイツ人は掃除したりきっちりしていて、アメリカ人はだらしないというものがあり、ん?と思ったのを記憶している。「Calling you」とともに。
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