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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>の行きのレビュー・感想・評価

4.0
#2023-059


Jasmin:The center is it far?
(センターは遠いですか?)

Brenda:What center? The shopping center?
(センター?ショッピングセンターのこと?)

Jasmin:The center of bagdad.
(Bagdadのセンター(中心))

Brenda:Oh, this is bagdad.
(ああ、ここよ。)

Jasmin:This is all?
(え、これで全部?)

Brenda:This is it.
(これで全部。)

Jasmin:Uh huh.

Brenda:Uh huh.



【トリビア(ネタバレなし)】

・本作は1987年に製作された西ドイツの映画である。

・本作の原題は「Out of Rosenheim(Rosenheimの外側)」である。

・本作の舞台となるBagdad Cafeは、アメリカ合衆国のネバダ州にある設定である。
 ただし、実際にはカリフォルニア州に実在するダイナーを使って撮影された。

・本作の舞台として使用されたダイナーは、撮影後にそのまま残され、店名も「Bagdad Cafe」に変え観光地となった。
 モーテルの部分はすでに取り壊されたが、Bagdad Cafeは2023年現在も存在しており、トレーラーも残っている。

・本作中、Jasmineはドイツ人であるため、英語がうまく喋ることができない。
 Jasmineを演じているMarianne Sägebrecht自身もドイツ人であり、英語をうまく喋ることができなかった。
 そのため、本作はMarianne Sägebrechtが展開を把握しやすいように、ストーリーと同じ順番に撮影された。

・本作の舞台となるBagdad Cafeの「Bagdad」とは、イラクの首都Baghdadではなく、アメリカ合衆国のフロリダ州にある町Bagdadにちなんでいる。

↓以下トリビア(ネタバレあり)↓

























Debby: Too much harmony.
(仲良すぎだから。)


【トリビア(ネタバレあり)】

・本作序盤、Jasminが宿泊するモーテルの部屋に、空に光が2つある景色の油画が登場する
 この2つの光は幻日と呼ばれるもので、特定の環境において太陽の光が屈折して別の位置に光が差す自然現象である。

・本作中盤、CoxがJasminをモデルにトレーラーの中で絵を描くロマンチックなシーンがある。
 Brendaを演じるCCH Pounderによると、Coxを演じるJack PalanceはJasminを演じるMarianne Sägebrechtに魅力を感じないことを理由に一緒に撮影する事を拒否したため、二人別々に撮影したと語っている。
 しかしながらJack Palanceは、二人別々に撮影したのは事実であるが、それはトレーラー内が狭かったからだと語っている。
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