ししまる

霊幻道士・完結編/最後の霊戦のししまるのレビュー・感想・評価

2.9
1989年のアクションホラーコメディ。シリーズ第4作。主役は道士(アンソニー・チェン)と、隣家に住む不仲の和尚(ウー・マ)。原題は「殭屍叔叔」(ゾンビおじさん)。
前3作まで活躍したラム・チェンインは出演しておらず寂しい。道士を演じるチェンは、第1作でキョンシー隊を導く道長役を演じている。日本語吹替は、オリジナルで明らかにしゃべってない場面でもセリフがあるなど、アドリブ多数。
今回は大柄なキョンシーが登場し、霊剣も法力もカンフーも歯が立たない。ストーリー的には偉大なるマンネリの領域に入っているが、キョンシー退治方法などいろいろ工夫はある。コメディ要素もかなりアップ。第1作から4年で特撮や特殊メイクの技術がだいぶ進化した。
サモ・ハン・キンポーは本作で製作から退いた。そのせいか邦題は完結編と銘打っているが、シリーズは継続。第5作以降、チェンインも復帰する。邦題で番号が振られた作品は「霊幻道士12英叔復活だョ!全員集合」(2021)まであり、ほかに「霊幻道士Q 大蛇道士の出現!」「霊幻道士 こちらキョンシー退治局」など。「霊幻道士7 ラストアクションキョンシー」で第1作のラム・チェンイン、リッキー・ホイ、チン・シュウホウが再び共演しているので見たいけど、VHSのみで配信もないようなので残念。
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