このレビューは、原題のグラウンドホッグデー(2月2日)に投稿すると決めていました。
本作は、主人公が何度も同じ日を体験するタイムループ系映画の元祖。
基本のストーリーはロマコメですが「どう生きるか」という哲学的なテーマがあります。自己中心的な主人公が、自己を改め最終的には「他者に幸せを与えることによって、自らも幸せを得る」境地に達します。
こういう説教臭いテーマを楽しく見せてくれるのがコメディの大きな魅力だと思います。そして、本作の魅力を最大限に活かしているのが、憎まれ役を絶妙のバランスで演じられるビル・マーレイ。
それにしても、本作はとても希望を与えてくれる映画だと思います。
人生は一日の生き方次第で変えられる、ということだから。
もちろん、ループなしで自分の精神を成熟させないといけませんが。
P.S.本作はマイケル・シャノンの映画デビュー作でもあります。