ぼとる

恋はデジャ・ブのぼとるのレビュー・感想・評価

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)
4.4
自意識過剰で高慢な天気キャスターのフィルは、とある田舎町で泊まり込みの取材を行うことに。しかし、朝起きると同じ日を繰り返していることに気づく。

お手本のような恋愛ループもの。
2月2日を延々と繰り返し続けるとしたら、男はどのように行動するか。打開策の模索、恋愛、破天荒、自殺未遂、習い事、親切行動、そして恋愛に帰結。

好きな人を口説くために、彼女の好きなもの、価値観をループし続けて探しまくり、共通項にしようとするビル・マーレイがめちゃシュール。コメディとしても楽しめました。

どんだけループして、好きな人を振り向かせる計画を立てても、ループだけでは変えられないものがある。
ループの数だけ彼女と出会い、彼女と触れ合い、彼女への想いを募らせていくフィルが徐々に人としても成長していく過程が綺麗。

恋愛ループものとして、描写に一切の無駄がなく、手軽に観れてほっこりできる王道作でした。冬に見れて良かった。
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