2024/02
ビル・マーレイ主演、タイムリープもの。
年に一度の祭りを取材に、地方にやってきた主人公のレポーターとクルー。吹雪で帰り道を閉ざされて、イヤイヤ泊まったあくる朝、流れてきたラジオのDJは昨日と全く同じトークを始めて…
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良質なコメディだった。
タイムリープものだけど、そこは掘り下げず、直面した主人公の人間性が、どう変わっていくかを描いている。
ちなみに2月2日が繰り返すので、今見るとタイムリー。
主人公がまぁーーーそこらにいそうな小物っぷりで笑
半ば呆れながら観てたけど、その分キャラクターにリアリティがあった。
ヒーローならこの環境にまず抗うだろうけど、小市民はとりあえず呑まれて、楽しんでみるというか。
人通り欲望を済ませて、やっと状況を理解してから恐怖を覚え、少しずつ絶望する。そして彼はどうするか。
人は変えられないけど、自分は変われるってこと、タイムリープしてないこの世界でも一緒だよなぁ。
少なくとも自分が経験した、身につけたものは、確実に明日に持ち越せる。命があれば。
くすくす笑いつつ、ちょっと怖くなったりして、最後にはホッとできる楽しい映画だった。
なんにせよ、女にモテるにはバンド!
古今東西それが真実ということが、よくわかる映画だった。笑