プリズマティカリゼーション

恋はデジャ・ブのプリズマティカリゼーションのレビュー・感想・評価

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)
3.8
1日がループするという事は、1日にした事が全て無くなってしまうという事。
完成間近のパズルだって真っさらに戻るし、掃除した部屋もまた汚くなるし、めちゃくちゃに悪口を言ったあの人はケロっとしてるし、いい感じになったあの子もループしたらまた初めまして。
どんな悪い事をしてもお咎めなしだし、どんな良いことをしても「あの時はありがとう」なんて言われる日は来ない。
そんな変化の無い世界で唯一変化していくのは自分自身。
映画としてめちゃくちゃ面白かったわけではないけど、ループした人間がたどり着く境地として面白い観点だった。