このレビューはネタバレを含みます
「ハッピー・デス・デイ」の作中の会話で出てくる本作。観ました!
主人公フィル(ビル・マーレイ)が、ある田舎町の祭典日 2月2日を何度も何度も繰り返す話。(ん?HDDは完全にオマージュじゃないか!)
まず邦題から想像する100%ラブコメディ・ロマンスではなかったですね。
ループの浅いうちはやりたい放題。ナンパし放題の文字通りのワンナイトラブ。
しかし身近な存在リタには通じない。
何度作戦を練ってもビンタで終わる悲しみ。
この辺はまだコメディタッチだったのだが…。
これ、上記のビンタの数、後述の件を見てもループ回数は3桁に届いてるのではないかと思う。
だんだん終わらない「今日」が悪夢に思えてくる。成功しても、死んでも、事件を起こしても、幸せな夜を過ごしても、またフィルだけに「今日」という2月2日がやってくる。
周りはリセットされている。
そんなフィルを思うとあまりにも辛すぎて、ただただ泣いた。夢ならばよかったのに。これが、ループものの宿命かと。
しかし後半は、何度も繰り返す「今日」を利用し、ピアノや彫刻、文学、あらゆるものを身につけた。
事故を未然に防ぎ、親切をし、あんなに嫌っていた田舎町と人に寄り添う。
すると、リタの方から寄り添ってくれる。
今までで最高の「今日」を過ごした。
あの時ほど、「明日」がきてくれと願ったことはないのでは。。時計の6:00を見て一瞬絶望感に襲われるも…?
肝心の、なぜループしたのか?なぜ「明日」がきたのか?
「ハッピー・デス・デイ」以上に触れられず謎すぎたのだが、そこはファンタジーということでご愛敬かな?
「今日」が、今が幸せであるか。
立て続けに1日ループものを観ると、何気ない1日の在り方について考えざるをえませんね。
今日という1日。そして自分を信じてくれる人、身近な人の存在。
*あのもぐらも同じ「フィル」で、年に一度春の訪れ時期を予言。
主人公フィル(気象予報士)はタイムトリップかつ前世はもぐらだったのか?
なんて考えてました。。
よし…次はハッピー・デス・デイ 2Uを観ますよ!