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なにはなくとも全員集合!!のHKのレビュー・感想・評価

3.4
filmaさん、早速のジャケ写掲載ありがとうございます。
仲本工事氏が急逝し、元ドリフのメンバーは2人になってしまいました。寂しい。
本作はザ・ドリフターズの初主演映画。
松竹の“全員集合”シリーズ(全16作品)第一弾でもあります。
(東宝でも5作品あるので計21作品です)

と言っても、本作の主役は三木のり平(当時53歳)が扮する駅長一家といった方がよく、ドリフの面々はサポート役といった印象。
“なにはなくとも”で三木のり平と聞いてピンとくる人は私と同世代。
そうです「なにはなくとも江戸紫」というCMの名セリフはしっかり劇中にも出てきます。

舞台は草津温泉、お互い敵視し合う国鉄時代のローカル戦と西武バスの争いが描かれます。
ローカル戦の新駅長を三木のり平、駅員が加藤茶(当時24歳)、仲本工事(当時26歳)ら。
バス会社の所長はいかりや長介(当時36歳)で部下は荒井注(当時49歳)その他。
高木ブー(当時34歳)は旅館の客引き役で、ドリフはバラバラのポジションでの共演。

他の出演は丹阿弥谷津子、古今亭志ん朝、中村晃子など懐かしい面々多数。
駅長の娘でマドンナ役が意外や当時21歳の中尾ミエ。
監督は“全員集合”シリーズのほとんどの監督を務めた渡邊祐介。

本作はまだTVの『8時だヨ!全員集合』が始まる前の絶頂期直前のドリフと言えますが、メンバーそれぞれ役回りはほぼ出来上がってます。
昭和の風物詩がなんとも言えず懐かしい、ノラ犬なんかどこにでも写り込んでます。
それにしても、“全員集合”というキャッチ・フレーズは番組が始まる前からあったんですね。
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