ガブXスカイウォーカー

なにはなくとも全員集合!!のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.6
《あらすじ》
初夏の草津温泉で、おんぼろローカル線の新駅長、白坂栄造(三木のり平)と新興のバス会社所長、碇谷長吉(いかりや長介)が対立。駅員の加藤登(加藤茶)、仲本幸助(仲本工事)と、バス会社社員の荒井(荒井注)、新川(古今亭志ん朝)たちが、温泉客争奪戦で大騒動を繰り広げる。そんなある日、ひょんなことからバスの運転手、新川と白坂の娘、悦子(中尾ミエ)は恋仲になる。碇谷は二人の駆け落ちを計画するが、脱走犯のギャングが悦子を人質に取って大事件に。結果、みんなで一致団結してギャングをやっつけ、白坂は悦子と新川の結婚を許すのであった。

ザ・ドリフターズの映画一作目だが、本作の主人公は三木のり平。いかりや長介と加藤茶は副主人公のポジションでドタバタを繰り返して盛り上げる。さすがに数十年前の作品なのであらゆる面で古臭いけど、けっこうしっかり作ってあり、鑑賞後は温かい気持ちにさせてくれた。現在、ソフト化はされていないので、TV放映などがあったらぜひ観賞をお薦めしたいコメディ映画だ。
tvk、放映してくれてありがと~。

それにしても、ドリフの映画は1967年(昭和42年)の本作から始まり1975年(昭和50年)までの間に21作も製作されたと言うから驚き。それ以上制作されなかったのはおそらくザ・ドリフターズが多忙すぎたせいではないだろうか?