よっしー

大脱走のよっしーのネタバレレビュー・内容・結末

大脱走(1963年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

DVDレンタルにて視聴。

初日からサクッと脱走を試み、見つかった人たちはニヤニヤしながら帰ってきて、音楽も相まってほのぼの脱走映画だな~と思ってました。

捕まってる人の国籍が色々で、監視役はドイツ人?いまいち状況がわからん…と思って途中で解説チラ見したらあのナチスドイツの捕虜!と分かって、思った以上にシリアスな状況なんだなと…。

中盤以降は作戦に緊迫感が増し、次々と無念な展開も描かれましたが、派手なバイクアクションや生還した人たちも描き、あくまでエンタメとして最後まで観れてしまいました。

観終わった後の感想は率直に「面白かった」「脱走方法が興味深かった」なんですが、特典映像のドキュメンタリーを観てるうちに気分がズーーンと…。

この映画が「実際にあった戦争の側面をしっかり伝えたい」という想いと共に、「だからこそたくさんの人たちに楽しく観てもらえるようにしなければいけない」という使命のもと、絶妙なバランスで作られた名作なんだなと腑に落ちました。
よっしー

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