masahitotenma

大脱走のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

大脱走(1963年製作の映画)
4.0
1943年3月にドイツ軍の捕虜となったポール・ブリックヒルが自身の体験をもとに出版した小説をジョン・スタージェス監督が映画化。
第二次大戦中のドイツの第3捕虜収容所に収容された連合軍将校たちの実話に基づく脱出劇。
たくさんの登場人物の個性を生かして、サスペンスの中にもユーモアを感じさせる演出で、見ごたえのある娯楽作品になっている。
エルマー・バーンスタイン作曲のテーマ曲「大脱走マーチThe Great Escape March」(ミッチ・ミラー合唱団が歌ってヒット)も雰囲気を盛り上げる。
原題: The Great Escape (1963)

ドイツ北部、ベルリン郊外に新設した収容所に脱走常習犯の連合国捕虜が集められる。
イギリス空軍中隊長バートレットの指揮で、3本のトンネルを掘って250名を逃がす大胆な作戦が実行に移される…。

主な出演者
捕虜
英国空軍
・ジェームズ・ドナルド:捕虜側の代表でドイツ側との連絡役のラムゼイ大佐
・リチャード・アッテンボロー:脱走計画の中心人物ロジャー・バートレット/通称ビッグX(Big X)
・ゴードン・ジャクソン:ロジャーの参謀格/情報屋Intelligenceのマック
・ジョン・レイトン:トンネル王(The Tunnel King)のウィリー
・ドナルド・プレザンス:偽造屋(The Forger)で、脱走時にはほとんど視力を失ってしまうコリン・ブライス
・デヴィッド・マッカラム:ロジャーの危機を救う分散屋(Dispersal)のエリック
・ナイジェル・ストック:測量屋(The Surveyor)のディッシュ
・ロバート・デズモンド:仕立て屋(Tailor)のグリフィス
・ウィリアム・ラッセル:警備屋(Security)のソレン
・トム・アダムス:陽動役(Diversions)のニモ
・アンガス・レニー:捕虜生活が長く精神的に追い詰められるアーチボルド・アイブス/通称モグラ(The Mole)

英国空軍所属(その他)
・ジェームズ・コバーン:製造屋(The Manufacturer)のルイス・セジウィック
・チャールズ・ブロンソン:トンネル王(The Tunnel)だが、実は閉所恐怖症のダニー
・ジェームズ・ガーナー:調達屋(The Scrounger)のアンソニー・ヘンドリー
・ローレンス・モンテイン:陽動役(Diversions)のヘインズ

米国航空兵
・スティーブ・マックイーン:バイクでの逃走シーンが話題に…脱走の常習犯ヒルツ/ 通称は独房王(The Cooler King)

捕虜収容所
・ハンネス・メッセマー:親衛隊やゲシュタポを快く思っていないフォン・ルーガー所長(The Kommandant)。
・ハリー・リーヴァウワー:ハンス・フォン・シュトラハヴィッツ看守長
・ローベルト・グラフ:看守のウェルナー/ 通称白イタチ(The Ferret)

ゲシュタポ
・ウルリッヒ・バイガー:ゲシュタポで、脱走捕虜の探索責任者プライセン

(脱走後の顛末)
脱走した76名のうち
3名が脱走に成功、
23名が収容所に戻され、
50名は逃走中に射殺される(映画は亡くなった50名に捧げられている)。
masahitotenma

masahitotenma