映画では、堅物で退屈な人の職業は会計士と決まっています。お約束。(実際にそうだとは申しておりませんので誤解なきよう)
これが映画的荒唐無稽人の対照として使われたり、映画的ヒーローの隠れ蓑として使われたりします。
ということで、この映画の主人公ハンクは"会計士"です。
でも堅物にあるまじき行動をしてしまいます。こんな人なら粉飾決算も平気でやるでしょう。
人間として倫理にもとる人は、会計士としての職業的倫理も欠けているに違いありません。
主人公に限らず、その妻、兄、兄の友人のいずれも存在が疑われます。こんな人たち、ホントにいますか？
判断力が致命的に乏しいです。まさに命取りです。
外傷による死亡なら事故死に見せかけることに成功するかもしれませんが、窒息死は検死すればバレます。最初から事故死と決めつけて検死しないんでしょうか？
他にも "見せかけ" を繰り返しますが、その度に成功するのは素晴らしいです。
とか、突っ込みどころ満載ですが、映画にそんなこと言っても仕方ありません。そういうのはスルーしてハラハラするのが本来の観方です。
ﾜｲはスルーできなかったので、ハラハラしませんでした。
