花とみつばち

殺し屋人別帳の花とみつばちのレビュー・感想・評価

殺し屋人別帳(1970年製作の映画)
3.5
ヤクザの九州縄張り争いで生き残る黒岩( 田崎潤 )。後残る長崎の竜神組を相手に争う。舞台は長崎、そこに現れる流れ者真一( 渡瀬恒彦 )。くるくると拳銃片手にカッコ良く、喧嘩の身のこなしもスマートで更にカッコ良い、渡瀬恒彦のデビュー作品。
タイトル「 殺し屋人別帳 」通り、フランス語を話す、モンパルトル鉄( 佐藤充 )や大正琴、人切り子守唄、八人殺し鬼寅( 嵐寛寿郎 )なんていう殺し屋が出て来て面白い。
黒岩の娘役( 小川ローザ )を始めて映像で観たが、キュートでかわいい。

「 あんただいぶ人を切ってますね。匂いで… 」の中谷一郎の台詞もニヒルで笑えた。
竜神組組長役( 吉田輝雄 )という俳優を始めて知ったが凄く渋くカッコ良い。「 お嬢さん、留めを刺しなさい 」

渡瀬恒彦が歌う「 さすらい人別帳 」。当時シングルレコードが発売されてるし、今でもCDが発売されているのは何だか笑えた。と、すべて笑える楽しい作品。ラストのヤクザの抗争シーンもgood。
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