結局村の人々は代官に抗議をすることをしなかった。トラブルは解決しなかった。
残ったのは、「侍の約束」なんてものを重んじる馬鹿正直で、仁義に生きる柴。
そんな柴の態度に心を動かされて背中を預けるようになった桔梗。
安定した住居と食料を提供してくれる代官側についていたが、村人や柴との出会いからその甘い汁を吸うのをやめて真っ当な道を歩むことにした桜。
三人が行動を共にするまでを描いた話だったんですねえこれ。でも面白かったです。
普段は眠っているが、殺気を感じとれば俊敏に動く。
そんな"眠れる獅子"キャラはこの時代からあったのか~と少し驚愕。多分古典小説とかにもいたんだろうなぁ。もっと作品に触れたい。