ライルゴーチン

三匹の侍のライルゴーチンのレビュー・感想・評価

三匹の侍(1964年製作の映画)
4.5
五社英雄の劇場映画での監督デビュー作なんですね、
この作品はフジテレビで1963年に全26話で放送された同監督と出演者によるリメイクだと初めて知りました。
公開当時はテレビ業界から出てきた作品として映画業界からは批評なども含め黙殺されたとか。

良く出来た脚本でめちゃくちゃ面白いのに、残念な結果だったんですね。

SEもふんだんに採り入れて、真剣と変わらない重さのあるジェラルミン製の刀を使ったりリアルで迫力のある殺陣も素晴らしい。

平幹二朗さんの「おら、お前のことが好きだ」ってセリフにドキドキした(笑)

悪代官の娘を演じてらした俳優さんが綺麗で可愛らしさもあって良かった。

農民の貧しい暮しぶりが痛いほど伝わる演出にも目を見張りました。
甚兵衛役の藤原釜足さん上手いなあ、素敵やわ!