ShinMakita

三匹の侍のShinMakitaのレビュー・感想・評価

三匹の侍(1964年製作の映画)
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☆俺基準スコア:2.5
☆Filmarks基準スコア:3.7





某藩の村に入った素浪人・柴左近は、万年橋たもとの水車小屋で野宿しようと中に入ると、若い娘を拘束した男たちと出くわした。聞くと、娘は代官・松下右左衛門の娘あや。男たちは百姓で、代官の年貢があまりに高くて減免を承知してもらうため、誘拐してしまったのだという。代官の手勢が小屋を取り囲み、成り行きで百姓に加勢することになった左近。だが代官側は、凄腕の浪人・桔梗鋭之助と桜京十郎らを送り込んできて……


「三匹の侍」


俺は1972年生まれなのでTVシリーズは未見。でも劇場版は五社英雄の代表作と知っておりました。牙シリーズ同様のライティングとカット割のカッコ良さと、丹波哲郎&平幹二朗のクールでニヒルな魅力が炸裂しています。(「俺はお主が好きだ」「…馬鹿」のやりとりには赤面しちゃうけど)前半が水車小屋のワンシチュエーションものとして展開し、あやが解放されてからストーリーが転がっていく脚本もグッド。長門勇の人情味、モノクロでも映える流血の生々しさも見どころ。ぜひ。
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