このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞です。
吹替版です。
好きな作品です。
怖かったです。
①良かったところ
・演じ分け
ニコラス・ケイジさんとジョン・トラヴォルタさんの演じ分けが楽しかったです。
宿敵の検挙に燃える真面目な捜査官と、凶悪な犯罪者。
特に悪役を演じるニコラス・ケイジさんが新鮮でした。
爆弾をセットしてハイになっているシーンが印象に残っています。
・怖い
観る前は気分爽快なアクション映画かと思っていました。
良い意味で裏切られました。
まず、あの手術。
顔を剥ぎ取るという状況にゾッとしました。
しかも、剥がれた後の顔がチラチラ映っていました。
医者のメガネに映った顔がなかなか強烈でした。
そして、顔を取られたことを刑務所で知る絶望感。
仕事も家族も奪われ、凶悪犯罪者とされている状況。
真実を知っているのは自分だけという地獄。
ニコラス・ケイジさんの表情も相まって、「もうダメだ……」と思いました。
そこからどうやって立て直すのか、期待しながら鑑賞しました。
②気になったところ
・スタントさんへの切り替え
見間違いかもしれませんが、スタントさんへの切り替えが分かりやすかった印象です。
刑務所の屋上から飛び降りるシーンや、モーターボートでのチェイス。
緊迫感のある場面ですし、スタントさんたちの頑張りに圧倒されるものの、没入感が削がれました。
・顔が戻るラスト
お医者さんが殺害され、最後は元の顔を傷つけられていました。
そのため、「もう戻せないんだ」と思っていました。
事件を解決しても、顔は宿敵のまま。
その苦さにフライングで好感を抱いていました。
が、急に別の名医が出てきて元に戻るという着地。
ハッピーエンドで良かったとも思っていますが、気持ちが少し乗りきらなかったです。
・宿敵の息子と家族になるラスト
子供に罪はないものの、完全に受け入れるのは難しいのではと思いました。
③まとめ
気になったところもありますが、好きな部分が大きいです。
観て良かったです🙇♂️