HK

ロボコップ2のHKのレビュー・感想・評価

ロボコップ2(1990年製作の映画)
3.0
これは女科学者のベリンダ・バウアー目当てで時折観返すんだがなかなかよく出来た続編だと思う。『ロボコップ』に必要な社会風刺、ヴァイオレンス、ブラック・ユーモアのどれもが絶妙な案配で組み込まれているし、なによりシルヴァーからブルー・メタリックになったロボコップがカッコいい。ところで監督のカーシュナーは最後の切り札で、ヴァーホーヴェンは『トータル・リコール』(90)に夢中で無理で、次いでなぜか『テックス』(82)のティム・ハンターにオファーするも断られ、次に選ばれたのはアレックス・コックスだった!そのヴァージョン観たかったなあ・・・。新しいロボ・スーツを担当したのは前作同様ロブ・ボッティン。ボッティンの出世作は『ハウリング』(81)で、その『ハウリング』公開前にどんな作品ですか?と訊かれて答えたのが、キングの『呪われた町』狼男版、ということでさっきの自分の投稿につなげてみた・・・だけじゃなく、本作の冒頭を演出したのはクリス・ウェイラスで、彼はこれを引き受けた代わりに出世作の続編を断ったのだ。ダンテ『グレムリン2』(90)を。
HK

HK