方眼

サタデー・ナイト・フィーバーの方眼のレビュー・感想・評価

4.0
1977年”Saturday Night Fever”。"Stayin' Alive"でトニーの足元と手のペンキ缶。バイト先や家庭の会話も同曲のリズムのまま進行する。"Night Fever"で土曜の夜ディスコで発散、トラボルタの踊りがブルース・リーのカンフーと同じように魅了。"How Deep Is Your Love"は3回使われ、最初ステファニーの引っ越しでマンハッタンブリッジを渡るとこでメロディだけ、その後ダンスコンテストのあと地下鉄に乗っての移動で2回目、ラストが3回目。会話で「ロミオとジュリエット」が出たり、イタリア系とプエルトリコ系のいさかいがあったり。ダンスの前後、編集が独特で面白い。なんか落ち着いている。失業の父、期待した兄へ失望する母、新しい居場所を探す兄、小さいコミュニテイに縛られている自分を発見するトニー。若者の成長物語ではあるがアネットとかボビーの扱いが酷くて、文化風俗描写としては超貴重な一方、時代を超える力は持ってないと思う。トニーが2001Odysseyで頼む"7 and 7"はハイボール、Seagram's Seven Crownと7−Up。
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