らんらん

斑女のらんらんのレビュー・感想・評価

斑女(1961年製作の映画)
3.5
松竹、カラー、群像劇
出演者、岡田茉莉子、芳村真理、峯京子、倍賞千恵子、佐々木功、山村聰
沢村貞子、杉浦直樹、佐藤慶、佐野浅夫、桜むつ子

【内容】
北海道から駆け落ちのような形で上京して来た岡田茉莉子と佐々木功(義姉と義弟の関係)だが
岡田茉莉子は心機一転やり直しを決意し、佐々木功とは別れて自立した生活を目指すのだが、、、

岡田茉莉子パート
画家の山村聰に見初められキャバレーのホステスにった岡田茉莉子
同僚の芳村真理、峯京子なんかのエピソードも混じえながら
成り上がろうとする女たちとクセのある男たち(杉浦直樹、佐藤慶、山村聰)との関係を描いていく

佐々木功パート
岡田茉莉子に捨てられたような形になった佐々木功は関西娘の倍賞千恵子と付き合うようなり、ついには関西で暮らし始める

オチ
完全に別れていた岡田茉莉子と佐々木功であったが偶然再会したことから結局ヨリが戻る

・登場人物
逞しいホステス(岡田茉莉子、芳村真理、峯京子)
キャバレーのバーテン(佐野浅夫)
キャバレーの客(山村聰、杉浦直樹、佐藤慶)
アパート大家&倍賞千恵子の叔母さん(沢村貞子)
家出関西娘(倍賞千恵子)

【感想】
今回の「中村登特集」の上映前に流れていた歌「誰かと誰か(ペギー葉山)」の主題歌となってる映画がこの「班女」ってことで期待していた映画

期待してたよりは面白くもなかったけど、気軽に楽しめるって点では見やすくて良かったと思う

登場人物たちにあまり共感は出来ないけど見てる分には面白かった
なんか考え方とか生活風景、オシャレな感じが日本っぽくなくてアメリカ映画見てるみたいだった
別世界のファンタジー見てるようでリアリティはないけど楽しめたのでまあ良しとする

・出演者メモ
倍賞千恵子のクレジットに(新人)の文字がある、調べてみたら映画デビュー作品だった
デビュー作がイメージにない関西の不良娘の役してたなんて意外過ぎる

・その他
岡田茉莉子と山村聰の微妙な距離と関係が印象に残る
なんか今回の中村登特集ではこのコンビよく見るなーって思った
「河口」では女主人と参謀みたいなビジネス関係、「土砂降り」では娘と父の血縁関係、で今回はざっくり言うとホステスと客の恋愛関係
思ったのは歳の差的に恋愛関係はなんか気持ち悪いなーってw
改めて「河口」の岡田茉莉子と山村聰が素晴らしかったなーって思う
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