shimiyo1024

斑女のshimiyo1024のレビュー・感想・評価

斑女(1961年製作の映画)
4.1
神保町シアターの今特集中、客入れBGMでずっと流れてた本作のオープニング曲(黛敏郎&ペギー葉山による)、改めて素晴らしい、オープニングタイトルバックデザインの和田誠ともども

そして岡田茉莉子作品ということで今特集でも期待していたが、開幕即、感動的うるわしさ

『河口』と同年で、こちらも同脚本家、そして山村聰との良い揃い踏み

めちゃ躍動するヤングな関西弁のベスト級倍賞、すばらしい!
関西弁は相当エセ

佐藤慶、佐野浅夫、ありがとう

ささきいさおも、『太陽の墓場』で観た以来

東京タワー背景にする場所、マンションなど、ロケの数々、すばらしい
麻布公園前というバス停あったけど、麻布公園って現存しないですね

昼からドタバタなんかしない、に対して、えっ?えっ?となるくだり、あなたは夜の女だから昼在宅だろうという想像からくる発言、そして言われた方も、じゃああんたは何なの?というハイコンテクストなセリフということで合ってるのだろうか?

その後、佐野浅夫のバーでもえっ?えっ?が起こり、なるほど反復ありきだったのかと安心はする

この時代の作品で大阪・道頓堀を大フィーチャーなロケ、初めて観た!
それにしてもあの撮影はゲリラなのかどうなのか
横断などはかなり危ない

エキストラ動員の、ラストの駅シーンも、すばらしい
むりやりオープニング曲をあててる異様さもありつつ、あの不安な一幕をぶっこんで、一安心させて、完とは…
shimiyo1024

shimiyo1024