笛吹川の作品情報・感想・評価・動画配信

『笛吹川』に投稿された感想・評価

ryo

ryoの感想・評価

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撮影は楠田浩之。似てる映画を考えたが『夢二』のボートのシークェンスしか出てこない(あれは絵の具をベタ塗りしたガラス板をレンズ前に置いていたはず)。それか寺山修司。この赤青黄色緑紫橙はどう現像している…

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監督の木下惠介はこれまで積極的に見たことがなかったのだが、わりと実験的なことをやっているのに驚いた。本作ではフィルムのところどころに赤青黄緑などの色を焼きつけ、見たことのない画面を構成している(成功…

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hrt2308

hrt2308の感想・評価

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plus+松竹

1960年、木下惠介監督作品。

戦国時代、甲斐国の笛吹川にかかる橋の近くに暮らす農民一家の年代記。

長い物語が無駄なく語られる。甲斐を支配する武田氏に翻弄されていく一家。侍の都…

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くずみ

くずみの感想・評価

3.8

農民から見た戦国時代。謎のパートカラー演出はともかく、移動を絡めた引きの絵が堂々として素晴らしい。長い橋上を駆ける馬、合戦シーンで手前と中と奥に別の動きをさせる等。『陸軍』を連想させる場面もある。

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Omizu

Omizuの感想・評価

3.4

【1960年キネマ旬報日本映画ベストテン 第4位】
木下惠介中期の作品。深沢七郎の同名小説を映画化した時代劇。白黒の画面に部分的に彩色するという技法をとった実験作。戦国時代の笛吹川近くに立つ家を主な…

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救いのない物語。戦国時代は、歴史物では人気の題材で、大名や家来の活躍が多く描かれているが、それを最底辺の貧農の眼から捉えた異色の話。人物関係が複雑で、特に前半は流れがよくつかめなかった。また、著名な…

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あっ、これはあきらかに駄目だ。深沢七郎の原作がこうも無惨なものになるとは、木下恵介恐るべし。
R

Rの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

高峰秀子と田村高廣夫婦…繰り返す悲劇
最後の老けメイクと演技すごい。「戦なんか行くな、能天気になるな、死ぬだけだ」色を変につけてみちゃう恵介、そんなチャレンジングなとこも好き。

モノクロに着色した画像が気になって気になって、
途中やめようかと思うくらい。木下恵介って「楢山」しかり
「野菊」しかりチャレンジグな映像、やりたい人だったんだな?
中身はまあ庶民の戦国史といったとこ…

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