笛吹川の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 4ページ目

『笛吹川』に投稿された感想・評価

“お館様”をトップにした全体主義の成れの果て
世界大戦を経験した木下監督の経験を感じる。

貧農一家5代を2時間にまとめるテンポ
死と生のリンク、輪廻、宗教観の色濃さ

役者の顔に色の焼き付けは頂け…

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はぐれ

はぐれの感想・評価

4.0

農民残酷物語。黒澤の『影武者』と対となる作品。黒澤は先祖が武家だったこともあり信玄に焦点を当てたが木下はその信玄の圧政に苦しめられた農民の悲劇を描いている点が対照的で面白い。

戦の場面はあくまで物…

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貧しい百姓一族4~5代に渡る、農民から見た理不尽戦国物語。

戦国時代、武田領、甲斐国にある笛吹川の橋の袂に、虫籠の様な家に住む 戦場での立身出世を夢見る主人公一族代々の息子達と、領主武田家に翻弄さ…

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Taul

Taulの感想・評価

4.0

『笛吹川』戦国時代を農家の視点から描く。パノラミックな合戦シーンや不気味なカラー演出などまたも演出はチャレンジング。市井の人の戦争への恨みが渦巻く。高峰秀子の15歳から老婆までの名演に見入る。

2…

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お、おっもしれ〜!
戦で何もかも奪われる貧農の世代を超えたストーリー。誰もが何かの生まれ変わり的世界観が無常感MAX。

特殊カラーはまあどうかと思うけれど、途中から話が面白くてあんまり気にならなく…

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戦国時代、武田家の治める甲斐国で暮らす農家の一族の60年を重厚に描く。高峰秀子と田村高廣か若者から老人までを演じている。

戦国時代を農家の視点から描いていて、興味深い。

農家でも戦に参加する子供…

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木下恵介監督。3作目。
彼のテーマは一貫しているように思う。男は戦いに行きたがり、母親は子どもの命をなにより大事に思う。理念の男(理念に流されがちの男)とお腹を痛めた我が子を愛する母(命をつなぐ女)…

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2013年の感想。今年は、木下恵介生誕100周年で「はじまりの道」が公開。その時にスクリーンで観た「笛吹川」パノラミックな合戦シーンを観て、再見しなければと思ったのでした。上海時代にテレビで観た時は…

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yyy

yyyの感想・評価

3.4

戦国時代の親子5代に渡る家族の物語。
少し難しかった…

けど、自分の祖先にも確実にこの時代を生きた人がいるんだなと思う。

ソッコーで生まれ変わる考え方、いいな。

所々ついている色彩が初めは慣れ…

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いわゆる絵巻物のごとく、戦国時代のある一家における出来事の断片がつながれて語られていくという構成だが、前半はまるで駆け足で見る大河ドラマの総集編のよう。

モノクロ画面にしばしばあらわれる色付きの…

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