救いのない物語。戦国時代は、歴史物では人気の題材で、大名や家来の活躍が多く描かれているが、それを最底辺の貧農の眼から捉えた異色の話。人物関係が複雑で、特に前半は流れがよくつかめなかった。また、著名な…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
兵農分離が進んでいなかった戦国時代。百姓の家に生まれた若者は立身出世を夢見て戦場に赴き?命を落とす。それが何世代にもわたって繰り返す。なかなか興味深く思えるところもありますが、モノクロに不自然に着色…
>>続きを読むBS松竹東急にて観賞
6年前にロイヤル劇場の「昭和名作シネマ上映会」でも観ました。
高峰秀子さんが好きなので、TV放送されると言うので再見。
戦国時代の甲斐の国の農民目線でのお話で、終始切ないお…
冒頭のカラーで綺麗な絵巻の映像が流れて、イーストマン・カラーとのクレジットあったので、綺麗なカラー映画を期待しながら本編に入ると、モノクロ映像に一部着色する映画で冒頭から最後まで終始してしまった一風…
>>続きを読む木下恵介監督。3作目。
彼のテーマは一貫しているように思う。男は戦いに行きたがり、母親は子どもの命をなにより大事に思う。理念の男(理念に流されがちの男)とお腹を痛めた我が子を愛する母(命をつなぐ女)…