笛吹川に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「笛吹川」に投稿された感想・評価

監督の木下惠介はこれまで積極的に見たことがなかったのだが、わりと実験的なことをやっているのに驚いた。本作ではフィルムのところどころに赤青黄緑などの色を焼きつけ、見たことのない画面を構成している(成功…

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くずみ

くずみの感想・評価

3.8

農民から見た戦国時代。謎のパートカラー演出はともかく、移動を絡めた引きの絵が堂々として素晴らしい。長い橋上を駆ける馬、合戦シーンで手前と中と奥に別の動きをさせる等。『陸軍』を連想させる場面もある。

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Omizu

Omizuの感想・評価

3.4

【1960年キネマ旬報日本映画ベストテン 第4位】
木下惠介中期の作品。深沢七郎の同名小説を映画化した時代劇。白黒の画面に部分的に彩色するという技法をとった実験作。戦国時代の笛吹川近くに立つ家を主な…

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モノクロに着色した画像が気になって気になって、
途中やめようかと思うくらい。木下恵介って「楢山」しかり
「野菊」しかりチャレンジグな映像、やりたい人だったんだな?
中身はまあ庶民の戦国史といったとこ…

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このレビューはネタバレを含みます

深沢七郎の同名小説を木下恵介が脚色し監督した時代劇。戦国時代を舞台にしているものの、武将や合戦が中心ではなく、市井の人々を取り上げた異色作となっている。
モノクロ映像に着色したパートカラーについては…

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1960年公開。

1400〜1500年頃の農民たちは、このような暮らしだったのかなあと思いを馳せながら鑑賞。
掘立小屋に住み、囲炉裏を囲んでご飯を食べ、
ゴザで寝る生活。

若者たちはこのような暮…

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TOMTOM

TOMTOMの感想・評価

3.5

戦国時代、笛吹川の側に暮らす百姓一家
一旗揚げようと、戦に出る息子たち
武田は負けるが、その敗軍に、子ども達は4人とも付き従う
母親は敗軍を追いかけ、子ども達に、家に帰るよう必死に説得するが、全員が…

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Ryu

Ryuの感想・評価

3.6

戦国時代は武田領 甲斐国。笛吹川のほとりで暮らす貧しい百姓一族の生き様を、武田信玄誕生から武田家滅亡までの約60年余かけて描く。

武田家という領主に振り回される庶民たち。気に入らなければ殺され、家…

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小細工された映像に観慣れるのに90分かかる。ただ、やっぱ凄い。

武田信玄を英雄的に描く作品は多いけどこの映画は先祖代々恨みの対象にしているのが印象的だったなぁ。
でも一番印象に残るのは白黒映画なのに空だったり川だったり部分的に着色されてる事かも、正直殺された高峰…

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