Jimmy

笛吹川のJimmyのレビュー・感想・評価

笛吹川(1960年製作の映画)
2.8
冒頭のカラーで綺麗な絵巻の映像が流れて、イーストマン・カラーとのクレジットあったので、綺麗なカラー映画を期待しながら本編に入ると、モノクロ映像に一部着色する映画で冒頭から最後まで終始してしまった一風変わった木下恵介監督作品。

高峰秀子は「チンバの娘」として登場するが、長年にわたる物語であり、85歳の老婆に扮したメイクは見事であった。
高峰秀子の本によれば、「あれは重ちゃんによるメイクだった。重ちゃんはあまりに上手過ぎて、その後、黒澤さん(黒澤明)に引っ張っていかれちゃった」らしい。

現在観ても、戦国時代における一般民衆の悲劇は胸を打つ。
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