マーくんパパ

笛吹川のマーくんパパのネタバレレビュー・内容・結末

笛吹川(1960年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

笛吹川の橋の袂の一軒家、武田家の領民貧農一家。武田信虎〜信玄〜勝頼〜天目山での滅亡までを農民一家5代が戦に巻き込まれ子が死んでいく過程の農民の視点で描いた戦国反戦映画。
短い描写ながら武田の挑んだ合戦が場所を替え相当な物量を投じて撮っているのに感心。親への忠義が時代に飲み込まれ見ず知らずのお館様への忠義に変わっていき引き返したくても戻れないのは、先の大戦に赤紙招集された若者たちと底通する。