笛吹川に投稿された感想・評価 - 5ページ目

『笛吹川』に投稿された感想・評価

木下恵介監督。3作目。
彼のテーマは一貫しているように思う。男は戦いに行きたがり、母親は子どもの命をなにより大事に思う。理念の男(理念に流されがちの男)とお腹を痛めた我が子を愛する母(命をつなぐ女)…

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2013年の感想。今年は、木下恵介生誕100周年で「はじまりの道」が公開。その時にスクリーンで観た「笛吹川」パノラミックな合戦シーンを観て、再見しなければと思ったのでした。上海時代にテレビで観た時は…

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yyy

yyyの感想・評価

3.4

戦国時代の親子5代に渡る家族の物語。
少し難しかった…

けど、自分の祖先にも確実にこの時代を生きた人がいるんだなと思う。

ソッコーで生まれ変わる考え方、いいな。

所々ついている色彩が初めは慣れ…

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いわゆる絵巻物のごとく、戦国時代のある一家における出来事の断片がつながれて語られていくという構成だが、前半はまるで駆け足で見る大河ドラマの総集編のよう。

モノクロ画面にしばしばあらわれる色付きの…

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pier

pierの感想・評価

3.4
戦に出ては虫けら同然のように殺される、農民たちの代々の歴史。
高峰秀子の老けメイクが凄くて、誰かわからないほど。

このレビューはネタバレを含みます

笛吹川の橋の袂の一軒家、武田家の領民貧農一家。武田信虎〜信玄〜勝頼〜天目山での滅亡までを農民一家5代が戦に巻き込まれ子が死んでいく過程の農民の視点で描いた戦国反戦映画。
短い描写ながら武田の挑んだ合…

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権力者たちの戦のために、何も持てないその日暮らしの貧農民の若者達は、権力の傘の下で微かに夢見れる立身出世欲と組織に属する喜びに目覚め、命も地位の保証の無い危険な足軽に自ら飛び込んでいく。
そしてこれ…

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教授

教授の感想・評価

-

武田信玄の領地に住む農民たちと、信玄の統治に翻弄される人々の生活。
信玄と時を同じくして生まれてきた主人公、田村高廣演じる定平の親族たちを中心に。
いわゆる、死地に赴く親の言うことを聞かない若者たち…

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パートカラー作品

半端ない無常感
黒澤明にも影響を与えた木下恵介の傑作

「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」

2024年5月1日 国立映画アーカイブにて再観。
意外にブッディスト深沢七郎の諦観が…

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戦国時代の甲斐国、笛吹川のほとりに住む貧しい百姓一家の暮らしの傍らにはいつも戦がある
武田信玄誕生から武田氏滅亡までの約60年間を舞台に世代が移っても繰り返される戦とその悲劇の物語

木下惠介で時代…

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