唯

燃えつきるまでの唯のレビュー・感想・評価

燃えつきるまで(1984年製作の映画)
3.0
まず、一般人が死刑囚に対して個人的感情を抱いてしまえる近さに刑務所があることがおかしい。
刑務所長の自宅は刑務所に隣接しているのか??

逃避行ものは、必ず終わりを前提としている。
向こう見ずに逃げ出したとしても、その道中がいくら幸せに包まれていたとしても、彼らは必ず行き詰まる。
恋愛感情起点だと、関係値の問題で上手く行かなくなることもあるしね。。

二人の逃避プレイは、吊り橋効果的に盛り上がった節もあるのだろうなあ。

人が人を裁けるはずなどないのに、自分のことを棚に上げて悪人を身勝手に裁こうとする振る舞いには怒りを覚えてしまった。
情報を精査などしていないのに、自らの自尊心と満足のために、正義を振り翳しては暴力を振るう理不尽さよ。

世界中に見放されても、娘だけは一人の女性としての母の人生を認めてくれるところにグッと来たなあ。
唯